【赤ちゃんのイス選びの正解は?】イスを選ぶポイントと食べる姿勢について
いざ、赤ちゃんが離乳食を食べようという時に「どこに座ってもらえればいいの?」「どういう姿勢で食べてもらえばいいの?」と困っていませんか。
今のわが子は体を支えないと座れない状態。でも離乳をスタートするからイスに座らせなければいけないよね?と考えているかもしれません。
それならどうしたらいいのでしょうか。
私は10か所以上の保育園で0歳児が食べる姿をみてきましたが、集中して食べられる姿にはある共通点があります。
それは、「食べる姿勢にあったイス」になっていることです。
「食べる姿勢にあったイス」とは、足裏が床について、体が安定していることです。
今回の記事では、食べる姿勢にあったイス選びのために、「離乳スタート時のイスの考え方」と「自分で座れるようになってきた時のイスの選び方」をお伝えしていきます。
これで、「時間をかけて選んだのに食べる姿勢にあっていなかった」とママがイス選びで後悔せず、赤ちゃんにとっては座りやすいイスがみつかります!
ぜひこの記事を参考に、食べる姿勢に合ったイスを選んでください。
目次
座位が安定しない時期
離乳スタート時のイスの考え方
離乳をスタートする目安のひとつに「5秒程度支えれば座れる」ことが挙げられますが、この状態では一人で座って食べる(食べさせてもらう)ことはできません。
だから、離乳をスタートてしばらくは大人の膝の上で抱っこして食べさせるようにします。
なぜなら、5秒程度のお座りの力では無理やり座らせることで、赤ちゃんの腰に負担がかかってしましますし、腰の座りが不安定な状態なのでイスから落ちるといった危険もあります。
腰が安定していない時期でも強いホールドで座れるイス(バンボなど)もありますが、この時期に無理に座らせる必要はありません。
そもそも腰の座りが安定していない、座る準備ができていない赤ちゃんを無理に座らせる必要はありません。
なので、まだまだ初期ではイスはいらないです。
自分で座れるようになってきた時のイス選び
イスの高さ
食事をするテーブルはダイニングテーブルですか?ローテーブルですか?
高さは、食事を食べる環境によってダイニングテーブルであればハイチェア、ローテーブルならローチェアで大丈夫。
生活スタイルにあった高さを選んでください。
足裏がしっかりとつく
食べることをマスターしていく赤ちゃんにとって、もぐもぐとお口を動かすこと(咀嚼)が重要です。
しっかりと咀嚼をするためには、足裏が床などについていることが大切です。
イスを選ぶ際は、ダイニングテーブルにつけるタイプのものやバンボといった足裏がぶらぶらと浮いてしまうものは避けてください。
もし今だけ足裏がつかなくても台座があればつく!という状態であれば大丈夫です。
私がみてきた保育園でも牛乳パックで台座を作って、しっかりとつくように工夫されていました。
用意する台座は、空の段ボールなど軽いものだと蹴ったらすぐに動いてしまうので、赤ちゃんが蹴っても動きにくいものにしてください。
背もたれとの距離感が広くなりすぎない
次に気を付けたいのが座面の広さです。
広すぎて背もたれとの距離ができてしまうと、体が動き過ぎてしまって集中して食べられなくなる原因にもなります。
赤ちゃんのカラダに対して大きいと感じたら、タオルなどをいれて体が安定しやすい状態にしてあげます。
色々な月齢がいる保育園でも、その子にあわせて体が安定しやすいようにタオルや箱などで調節していますよ。
また、前かがみになり過ぎてしまうと食べにくくて食事が進まなくなる場合もあります。
両ひじがつく程度で机と距離がとれると、食べやすい環境になりますよ。
お掃除がしやすい
赤ちゃんは離乳食を通して食べる練習をします。
だから、食べることが上手ではないので、毎回「なんで?」ってくらいこぼれます(笑)。
また、手を使って食べることも大切な練習なので、汚れた手でイスを触ることも。
なので、ママの掃除がしやすいように
- イスの構造が複雑でない
- ふき取りしやすい
- イス自体が動かしやすい(できれば)
も視野にいれて選んでください。
私が「手づかみ食べはやってますか?」と質問すると「汚れると掃除するのが大変な素材のイスなのでやらせていません」とおっしゃるママがいました。
赤ちゃんが自分の手で食べることは、お子さんの食べる意欲や運動機能を発達させるためには大切な食べるを育てる経験です。
イスの汚れのためにその機会を奪わなくてもいいように、イス選びの際には掃除のしやすさも私は大切だと思っています。
食べることに集中できるイスを選ぶ
様々な種類のイスがありますが、食べることに集中しできるイスを選ぶことが大切です。
足裏が床につくこと、体が安定することを考えながら、赤ちゃんに最適なイスを選びましょう。
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